VMware Horizonは「トンネル接続」という必ず接続サーバを経由する方式を使用しなければ、「アクセス端末」と「VDIおよびRDSHサーバ」間は直接通信を行う事になります。
一方で、ある一定の時間VDIとの通信を続けているとハートビートのために接続サーバに通信を行います。
この時、接続サーバにアクセスできなかったり、異なる接続サーバと通信してしまうとVDIとの接続が遮断されてしまうのですが、ロードバランサを使用して接続サーバを冗長化している構成だとしばしばハートビート失敗による接続の遮断が発生します。
これを回避するためには、ハートビートをとる時間よりも長く、ロードバランサのセッション保持期間を伸ばす必要があります。
ハートビートをとる時間はHorizon Administratorの全般設定における「ユーザーの強制切断」で設定した時間の1/3の時間です。
また、上記の「ユーザーの強制切断」の設定を「なし」にしても6.6時間に1回ハートビート通信を行います。
インターネット分離への道
2017年4月20日木曜日
仮想プリンタ機能の設定画面を日本語化したい
Horizon などのデスクトップ仮装化製品には、仮想プリンタという「アクセス端末に登録されたプリンタを仮装的にデスクトップに見せる機能」が搭載されているものもあります。
これによって、仮想デスクトップにプリンタドライバをインストールしなくても、アクセス端末に接続されているプリンタから印刷をする事が可能になります。
この機能、Horizonでは「ThinPrint」と呼ばれているのですが、こちら通常では印刷のプロパティ画面が英語になっています。これは、下記のレジストリ設定を行う事で日本語化可能です。
パス:HKLM\software\ThinPrint\Lang
値:jpn
ラベル:
RDSH,
SBC,
ThinPrint,
VDI,
VMware Horizon,
インターネット分離,
仮想プリンタ,
画面転送,
強靭化,
公開アプリケーション
ソフトウェアキーボードの利用に関して
VMware Horizonにおいて、PCoIPやBlast プロトコルを用いてアクセスした場合、
アクセス端末側のソフトウェアキーボードを使用しても正しく日本語が入力されない場合があります。
この場合は、下記を試してみてください。
アクセス端末側のソフトウェアキーボードを使用しても正しく日本語が入力されない場合があります。
この場合は、下記を試してみてください。
- RDPを使用してコンソール接続する
- タッチ キーボード オプションとして、標準キーボード レイアウトを使用する。
- クライアント オペレーティング システムで [英語] を追加し、[英語キーボード] を選択して、デスクトップ上の入力モードを切り替える
詳しくは、下記KBをご確認ください。
http://kb.vmware.com/kb/2145841
ラベル:
RDSH,
SBC,
VDI,
VMware Horizon,
インターネット分離,
キーボード,
ソフトウェアキーボード,
画面転送,
解像度
2017年3月16日木曜日
AD の片方向信頼関係環境で「現在のユーザとしてログイン」を使用したい
インターネット分離では、庁内 / 社内ネットワークとインターネット環境がネットワーク的に分断されるため、AD を別立てし、片方向の信頼関係を使用して庁内 / 社内アカウントデータの参照を行う事を考える方も多くいらっしゃるかと思います。
このとき、 VMware Horizon では、物理 PC でログインしたユーザ情報をそのまま使用してログインする『現在のユーザとしてログイン』機能が使用できませんのでご注意ください。
対応策としては、
・ ドメイン間の信頼関係を双方向へ変更する
・ 利用するクライアント端末とコネクションサーバが所属するドメインを同一にする
の2つの方法があります。
今後機能拡張で対応可能となるかと思うのですが、現状は上記の対応以外ありません。
ラベル:
Active Directory,
RDSH,
SBC,
VDI,
VMware Horizon,
インターネット分離,
画面転送,
強靭化,
信頼関係
ATOK 等を使用している場合勝手に RDSH の設定が EN(英語) になる
手元の物理 PC 上で、OS 標準の IME 以外(ATOK, Office IME etc.)を使用している場合、RDSH へ接続すると RDSH 側の入力設定が英語になってしまう事象があります。
こちらの対処方法としては物理 PC 上で OS 標準の IME を使用するか、下記の設定を行っていただく必要があります。
こちらの対処方法としては物理 PC 上で OS 標準の IME を使用するか、下記の設定を行っていただく必要があります。
- RDSH側にもクライアントPCで利用しているパッケージをインストールし、レジストリエディタ(regedit)を使用して
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\
Keyboard Layout\IgnoreRemoteKeyboardLayout を REG_DWORD で作成し、値を 1 に設定
RESASについて
インターネット分離は多くの自治体で導入されたこともあり、自治体が使用しているサイトの対応に関する問い合わせも少なくありません。
中でも多いのが RESAS の対応ですが、Web ブラウザ経由で閲覧する RESAS を使用するには、下記の設定を行っていただく必要があります。
中でも多いのが RESAS の対応ですが、Web ブラウザ経由で閲覧する RESAS を使用するには、下記の設定を行っていただく必要があります。
- VDI / RDSH 上の Chrome のアドレスバーに [chrome://flags/] と入力
- (Linux VDI の場合) ”ハードウェア アクセラレーションによる動画デコード”を有効化
- (Windows VDI の場合) ”ソフトウェア レンダリング リストをオーバーライド ”を有効化
ラベル:
Google Chrome,
RDSH,
RESAS,
SBC,
VDI,
VMware Horizon,
インターネット分離,
画面転送,
強靭化
Internet Explorer から他のプログラムを呼び出そうとすると遅延が発生する
VMware Horizon において、Internet Explorer のみアプリケーション公開を使用して提供する方もいらっしゃるかと思いますが、Internet Explorer から例えば PDF を見ようとしたときや、ファイルを開くためにエクスプローラを呼び出そうとした際にプログラムが開くまでに数分程度遅延が発生する事象を確認しています。
これは Horizon Agent 7.0.1 - 7.0.3 で起こる事象なのですが、Agent をインストールした VDI / RDSH のレジストリを以下の様に変更すると事象が解消します。OS再起動が必要になります。
HKLM\Software\VMware, Inc.\VMware VDM\VMware Unity\ShellCreateDesktop をREG_DWORDで作成し、値を 0 に設定
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