2017年3月16日木曜日

VMware NSX - Trend Micro Deep Security 連携編 (2) NSX Guest Introspection SVMのメモリリーク

VMware Horizon を使用する際、セキュリティをより高めるために、VMware NSXの使用をする事が多いかと思います。NSXを使用すると、Trend Micro の Deep Security と連携して、より高度なセキュリティ担保を考える方も多いかと思いますが、いくつかつまづきポイントがあります。

ここでは、『VMware NSX - Trend Micro Deep Security 連携編』と題して、NSX と Deep Security を連携した際の Tips をご紹介します。

第二弾は NSX Guest Introspection SVM のメモリリークについてです。

NSX - Deep Security 連携の際には、連携を行う ESXi ホスト一つひとつに Guest Introspection SVM という仮想マシンを立てる必要がありますが、NSX のバージョンによってはメモリリークが発生して SVM のネットワークが切断、連携が解除されるという問題が発生します。解決法は下記です。

・ NSX for vSphere 6.3.0 以降をお使いであればこの問題の心配はありません。
・ 第一弾の記事で示した、Network Introspection driver をインストールしない状態でVMware Tools をインストールしていれば、この問題はありません。
・ もし、インストールしてしまった場合は、下記の方法で driver を無効にできます。
  1. コンソールや RDP で対象となる仮想マシンにログインします
  2. スタートボタンを押し、[regedit]と入力、レジストリエディタを開きます
  3. レジストリパス: [HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\services\vnetflt\]を参照し、右クリック、[修正]を選択します
  4. 値を [4] に変更し、[OK]をクリックします
  5. 仮想マシンを再起動します